令和2年春のヨモギ摘み①〜草餅ともぐさ(お灸)作り

金沢市太陽が丘 女性のためのエクラ鍼灸院 ひろみ院長です。

先日初めて実家の畑にヨモギ摘みに行ってきました。連休はいつも家族で草刈りを手伝うのがお決まりです。

今までは雑草の位置にいたヨモギも選別すれば色々重宝するんですね。反省。

ギリシャ神話の月の女神であるアルテミスに捧げられた植物

ヨモギArtemisia princeps Pampaniniはアルテミスに捧げられたとする植物で、古代より婦人科薬として使用されていました。

ヨモギは草丈60~120 cmで根茎が横走し、茎は地表面で分かれ縮毛があります。葉は互生で、6~12 cmほどで、羽状中~深裂し2~4対になります。

ヨモギは5月頃から夏の間に葉を採取し、日干しにすることでガイヨウとなります。ガイヨウは経を温め、血を止める効果があります。

ヨモギと聞くと、草餅やおひたしが頭に浮かびませんか。

ヨモギは食用や薬としてだけではなく、薬酒や薬草風呂、化粧品にも使用されています。

陰干ししたヨモギと砂糖をホワイトリカーに1ヶ月漬けるとヨモギ酒になります。

ヨモギ酒は独特の香りが広がり、咳止め、痰切り、止血の効果があるとされています。また、夏場汗をかいた後のかぶれやかゆみにはヨモギ風呂やヨモギの煮汁を塗布するとかゆみが和らぎます。

更に、5月頃に採取した葉を乾燥し、臼に入れて粉末状に砕き、ふるいにかけて毛だけを集めた物がもぐさ(艾)となり、お灸に使われます。ヨモギは古代においても、現代においても女性に好まれる植物なのです。

さあ、まずは新芽を湯がいてピューレ作り

採りたてのヨモギに匂いに癒されながら柔らかい新芽と葉っぱを摘んで洗い、塩を入れたお湯で湯がきます。その後水に何度もさらしてからフードプロセッサーでピューレ状態になるまで細かくしました。繊維質が多いのです。

作ったピューレは冷凍すれば一年使えるそうです。

子供の日なので草餅作り

上新粉50gと白玉粉50gを半量にして、水とお砂糖と塩を入れて良く混ぜ、レンジでチンを1分30分で良く混ぜて更にレンチンを2回繰り返し、熱いうちに片栗粉の上で形を作ります。これで4〜5個出来ます。あとは何回か繰り返す。

小豆も炊いてアンコ作り

今日は朝から雨が降る少し寒い日でしたので、灯油を消費するためにもストーブをつけて小豆を炊きました。小豆はたっぷりの水に入れたら、コトコト煮るだけです。お砂糖とお塩を入れたら出来上がり。

あずきが無性に食べたくなる!女性に嬉しい効能がたっぷりのブログはこちら

ヨモギいり白玉も作ってみました

残りは手作りお灸の艾(もぐさ)に

実は鍼灸の専門学校で艾(もぐさ)作り体験が日曜にあったのですが欠席したため作ったことがありません。

手間はかかるものの割と道具もいらないで出来ると聞いたので興味がありました。とりあえず葉っぱをちぎって乾燥させてみます。

草木染めもやってみたい

今回は草木染めの準備をしてなかったので、ヨモギがしおれていってしまった。次回はヨモギか他の材料で草木染めもやってみたいな。

時間があるから出来たこと

鍼灸院は休業要請対象ではありませんが、ずっと自主休業状態です。時間はたっぷりあるので普段出来ないこともやろうかなと思えます。一回やってみれば、次はもっと段取り良く出来ると思います。

今までやりたかったけど出来なかったこと。

本当はやりたくないけどやらないといけないものに向き合うこと。

時間はたくさんありますね。

おうちでできる【じぶんメンテナンス】

さあ、いまできること、おうち時間でじぶんメンテナンスですね。無理せずいつでもできることを少しずつ。

鍼灸はご自身の自己免疫力をあげるサポートができます。お灸やつぼ押しなど簡単にできること。ぜひやって見てくださいね。

じぶんメンテナンスを紹介したブログ #ステイホーム おうちでできる【じぶんメンテナンス】ありますか?

毎週月曜に鍼灸ブログ発信します

来週から毎週月曜は、この季節に取りいれる【つぼ】などアップしていきます。お楽しみに。

ただいま月刊クラビズム5月号にエクラ鍼灸院が載っています。ブログはこちら

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島田ひろみ

エクラ鍼灸院 院長 島田ひろみです。エクラとはフランス語で『輝き』 女性が輝くために東洋医学はりきゅうで身体とこころをサポートします。
当院はささないはりと熱くないお灸を主に使用しますので、初めての方も安心です。

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