はじめての鍼灸(4)~カラダへの鍼灸(しんきゅう)の効果

金沢市太陽が丘 輝く女性のためのエクラ鍼灸院 ひろみ院長です。今日は梅雨の晴れ間です!ブログ書いていたら遅刻しそうです。慌てています。

痛みを抑える生体への作用

鍼や灸で人間の身体に刺激を与えると、防御反応として中枢神経内にモルヒネのような役割を持ったホルモンが放出されます。この物質(内因性オピオイド)が痛みを抑え、また痛みを脳に伝える神経経路をブロックします。

鍼灸が痛みを緩和する効果が高いのも、この身体のメカニズムが働くからです。

また、神経を刺激して血行を促進し、痛みに対する効果だけでなく、自律神経に働きかけ、体内のバランスを整えます。

また、2010年には大規模な臨床試験の結果、鍼治療は頭痛・偏頭痛・腰痛・上腕骨外上顆炎(テニス肘)については医療と同等に効果があると発表されました。

WHO(世界保健機構)でも、さまざまな症状や疾患について鍼灸療法が有効である可能性を示しています。

なんだかざっくりしていて意味がわかりにくい?

ざっくりした説明でなんだか余計に意味がわからないんだけど!というあなた!

ここからもう少し詳しく説明して行きますね。以下は医療法人 徳洲会 大隅鹿屋病院内針灸室hpより参考にさせていただいています。日本の大学病院や大きな病院内に鍼灸室があります。金沢大学病院でも癌などの疼痛緩和に鍼灸を活用されているそうです。

恒常性保持機能(ホメオスターシス)という働き

針灸医学には、独自の漢方理論がありますが、その治効原理を現代医学の立場から立証しようとする研究が盛んに行われています。

私たちの身体には、私たちの身体には、恒常性保持機能(ホメオスターシス)という働きが備わっています。

これは、人体外部の環境の変化で身体に異常が生じても、生命活動制御機能が働いて、人体内の環境(血液、体温等)の値は一定に保たれるというものです。

◎ 針治療の自律神経系への影響

私たちが針治療を受けることにより、身体内部はコリンエステラーゼの増加、血中アミノ酸の増加等が確認されます。これらの結果は、ステロイドホルモンが血液像に及ぼす影響に似ており、これらの事実から針治療はアレルギー疾患等にも効果があるとされています。

また、針を特定の経穴(ツボ)に刺せば、胃腸の蠕動運動が盛んになり、食欲が増したり便秘が改善されるという報告がなされています。このことは、針刺激が副交感神経(自律神経)の働きに影響が大きいということです。

◎ 針治療の微少血管に及ぼす影響

針を身体に刺せば、その刺激で末梢の微少血管が一時的に収縮して、二次的にその部位の血管が拡張してきます。

これは、針刺激により、血行が悪くなっている部位の循環が改善されて、筋肉内に蓄積した疲労物質の除去効果が上がり、肩こりや腰痛が軽減されます。また、末梢血管の循環改善により、鎮痛効果が増大します。

◎ お灸の血液像への影響

身体に灸刺激を加えた後は、白血球数が増加していることが認められます。また、マクロフアージ細胞が巨大化して、通常時の4倍程の大きさになります。

これは、身体に侵入した細菌等の補食効果が強化されることを意味しています。つまり、風邪等の細菌性の病気に罹患しにくくなり、また化膿性疾患に罹っても治りが早くなります。

◎ お灸の循環系に及ぼす影響

灸刺激は温熱刺激ですから、施術部位の温度が上昇して、血管も拡張することは当然のことです。したがって、お灸をすれば末梢循環は良くなり、冷え性等が改善されます。

今まで述べた針灸効果を、医学研究者の理論で説明

◎ ストレス学説(汎適応症候群)ハンス.セリエ

生体は、どのような刺激であっても、刺激を受けると内分泌系(脳下垂体-副腎皮質系)において、一定の生体反応がみられます。これを、汎適応症候群といいます。

これは、生体に刺激が加わると、交感神経が緊張して、アドレナリン系が活性化します。そして、視床下部から脳下垂体前葉にこの刺激が伝達され、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌が促進されて不快刺激に対しての防御態勢が整います。

つまり、針灸という人為的、短時的な微量ストレスを生体に加えることによって、生体の防衛反応システムを利用して、病気を治癒に導くということです。

◎ メンキンの炎症論

「炎症」とは、身体細胞を侵す刺激に対して、高等動物が現す防衛反応の一つです。炎症時には、LPF(白血球増多因子)等の化学的因子が発生します。

これは、「局所を犠牲にして、全身を守る」という免疫学的な含みを持つ重要なシステムなのです。

つまり、灸刺激よって人為的微量な炎症をつくり出すことによって、生体の免疫効果を亢進させるという理論です。

針治療の鎮痛効果は、モルヒネ鎮痛と似ている

モルヒネ(アヘンに含まれるアルカロイド)が、強力な鎮痛効果を持つのは、人間の脳内にモルヒネに対するレセプター(受容器)があり、モルヒネがこのレセプターと結合することで、痛みを感じる神経細胞の働きが抑制されるからです。この、レセプターが人体の求心性神経路や大脳辺縁系に多く存在することは、以前より知られていました。

1975年には、豚の脳からエンケフアリンが初めて発見され、それ以来現在までにエンドルフイン、ダイノルフイン等、約20種もの脳内モルヒネ様物質が発見されています。

針灸刺激を加えた直後の私たちの身体には、前述したような脳内モルヒネが多く分泌されていることが大学の研究機関等でも実験証明されています。

つまり、針灸治療の鎮痛効果は、現在ではこの脳内モルヒネ様物質の分泌の影響が大きいと考えられています。世界保健機構(WHO)は、上気道炎、呼吸器、眼、口腔、胃腸、神経系、筋、骨格系疾患のうち、41疾患を針治療の適応疾患として認めています。

昔は鍼麻酔で手術をしていた?

1958年中国での鍼麻酔による手術成功例に端を発し,さらに1970年代には,鍼麻酔の本態が,生体内モルヒネ様物質に起因するものであることが明らかにされたためである。 鍼による治療効果は,多くの実績によって認められている。

鍼灸専門学校でも、そういった実技を行う機会もあったが私は基本痛いのは嫌いなので知識のみとした。できれば麻酔は西洋医学でやってもらいたい。

ただ、鍼灸のいいところとして震災なので医療機器が不足している環境でも対応できるところですね。

多くの人に鍼灸の良さを知ってもらいたいとはじめたブログです。

次回もぜひ読んでいただけたら嬉しいです。ありがとうございます。感謝。

参考図書「はじめての鍼灸」医道の日本社発行

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島田ひろみ

島田ひろみ

エクラ鍼灸院 院長 島田ひろみです。エクラとはフランス語で『輝き』 女性が輝くために東洋医学はりきゅうで身体とこころをサポートします。
当院はささないはりと熱くないお灸を主に使用しますので、初めての方も安心です。

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